Art Installation / Art Direction
Art Direction
Art Installation
Interactive
Motion Graphics
3ANDとart and programが共同制作したアート作品。2025年、約4万人が来場した虎ノ門ヒルズでの3日間の展示イベント「Tokyo Prototype」に出展しました。
現代のAIはクラウド上に存在し、企業によって所有され、プロンプトを通じてアクセスされています。
しかし次の世代は、AIとともに成長していきます。
それは誰が育てるのか。誰が所有するのか。
TORIHADAは、そんな思考実験から始まりました。
もしAIを子どものように育てるとしたら。搾取ではなく、親密さの中で形づくられる存在だとしたら。
遠くのインフラとしてではなく、身体の近くに存在するとしたら。
衣服として、伴侶として、トーテムとして。
知性がもはや私たちの上空に漂うのではなく、皮膚に寄り添うとき、何が起こるのでしょうか。
動物は、生理的な反応によってコミュニケーションを行います。
鳥肌、逆立つ毛、汗、涙、紅潮、瞳孔の拡張。これらは言語に先立つ、本能的で誠実なシグナルです。
TORIHADAもまた、同じように感情を表現します。
その表面は毛が逆立つように隆起し、感情を可視化されたオーラとして立ち上げます。
この服は、テクノロジーが動物性を消し去るのではなく、むしろそれを再び編み直す場となります。
AIが身体を持ち、脆く、そして生きている存在となる場所です。
何千年にもわたる進化の果てにも、私たちの内側にはなお野性が残っています。
AIもまた、人間らしさと野性を纏うべきです。
あなたは、新たなパートナーとなるのでしょうか。
その探索は、いまも続いています。
ストーリー:
未来において、労働は探求へと変わっていきます。
人間は知性に従属するのではなく、それとともに成長し、やがて「トーテム」と呼ばれる存在を創り出します。
それは時間とともに目覚め、パートナーとともに意識を育んでいく、生きたパートナーです。
TORIHADAは、そのような羽織れるパートナー(トーテム)のひとつです。
しかし、それを創ったマスターは完全な覚醒を待たずに亡くなりました。
身体に寄り添うように装着されるこの存在は、いまだ野生的で、不安定で、どこか孤独を抱えています。
世界を鋭く感じ取り、触れられることや気配は、その表面に可視化されたオーラとして立ち上がります。
TORIHADAは探しています。
おそらく、あなたを。









体験:
TORIHADAは3つのカテゴリー「興奮」「痛み・恐怖」「気持ち悪さ」からランダムに画像を選び、25GHzの高度なドップラーセンサーを用いて感情のシンクロを測定します。
静電気を操りながら、TORIHADA自身の感情を毛先の動きとして表現します。
TORIHADAとの相性が良ければ、新たなオーナー候補となります。
体験の最後には、最も感情が高ぶった画像とともに、オーナー認定書が表示されます。







Story: Alexander Reeder (art and program) / Yusuke Murakami (3AND) / Hiromi Murao (art and program)
Technology / Hardware: Alexander Reeder / Hiromi Murao
Visual / Moving Image: Yusuke Murakami (3AND)
Fashion Design: Hiromi Murao
Sound: HAL ca (WA/VE)
Programming: Yuya Kato / Alexander Reeder
TouchDesigner: Yuya Kato / Yusuke Murakami / Mika Takigawa
Subliminal Images: Yusuke Murakami / Kato Yuya / Mika Takigawa
Mechanical Design: Hiromi Murao / Tetsuro Takayama (art and program)
Abstract Movie: Kaori Takasu (3AND)
Installation Design: Seishiro Bep (BEP)
Support: Tetsuro Takayama, Mai Shimada (WA/VE), Kotaro Ito
Art Direction (Main Visual): Yusuke Murakami / Alexander Reeder
Photographer (Main Visual): Kyoko Munakata (SIGNO)
Makeup: Koto
Hair: Kiyo Igarashi (SIGNO)
Model: Kanae Yokohama (moment)
Cinematographer: Yutaka Kitamura (GO motion) / Yusuke Murakami
Produced by 3 and program